ServiceNow システムインポートセットの使い方

ServiceNow importset ServiceNow

はじめに

ServiceNowでCSVファイルなどの外部ファイルを取り込もうとしたけど、「どうすればいいのかわ分からない、、」と困ったので、備忘録としてシステムインポートセットの仕組みと使い方を残しておきます。

ServiceNowの「システムインポートセット」とは?

システムインポートセットとは「外部データをServiceNowに取り込む機能」

システムインポートセットとは、外部のデータ(CSVなど)をServiceNowに取り込む機能の1つです。
直接データベースに書き込むのではなく、まずは「安全な場所」にデータを入れてから、本番のデータに変換します。
下図はシステムインポートセットの流れを示しています。

各用語について

・データソース:
ファイル形式、JDBC、LDAP等のサーバにあるデータにアクセスし、インポートするデータをServiceNowに落とし込むことができる。

・インポートセットテーブル:
データソースからインポートされた変換前のレコードのステージング場所として機能するテーブル。
これらのテーブルのフィールドは、インポートされたデータに基づいて自動的に生成されるため、手動で変更してはいけない。

・変換マップ:
インポートセットテーブルとターゲットテーブル間の関係を定義するもの。
データは変換マップに基づいてインポートセットテーブルからターゲットテーブルにコピーされる。

・ターゲットテーブル:
変換したデータを保管する既存のテーブルのこと。

なぜシステムインポートセットが必要なのか?

ステージング→変換→登録 という安全ステップ

システムインポートセットを使うことで、安全に外部のデータを登録することができます。

  1. 外のデータをステージングテーブルに置く
  2. 変換マップで必要な形に変換する
  3. 本番テーブルに登録する

この流れで、データが正しく処理されるのを確認できます。失敗しても、最初のステージングテーブルの段階なら、やり直しも簡単です。

まとめ

システムインポートセットは、安全・効率よく外部データを取り込むための仕組みです。

システムインポートセットは、外のデータをそのまま入れるのではなく、”正しい形”に変換してから取り込むための便利な仕組みです。いきなり本番のデータを書き換えることなく、データ移行をスムーズに行うことができます。

タイトルとURLをコピーしました